2020/11/21 20:23

暑い…暑すぎる…ニュースでは今年は台風が来ないなどと騒いでおりましたが台風も来てるし冷夏と言うニュースはウソばかりです。夏から減少すると言われていたコロナも終息の兆しもなく、皆は開き直りBBQ・飲み歩きなど増え続け着々と秋には感染者が増加を辿るであろうと予想はしてるのですが…なぜ、こんなに日本はお酒に緩いのかいつも謎なのですが…しかし、何が起ころうと古着入荷は止まりません。そう…何が起きてもカルチャーだけは止めるべきでは無い。日本が戦争中に不謹慎だと言われ続けた小説家達は10年後に必ずしも評価された。続ける事により新たな文化が生まれそれは経済を潤わせる。新しい事を生み出すと言う事は常に人と違う事をやらないといけない。

1970年代にイギリス軍が使用していたゴム引きコート、製造元はGlyn Protective Clothing Ltd社の非常に珍しいコート。マッキントッシュは、1840年代から存在する歴史ある英国ブランドの一つです。もちろんシビリアン(民間)への販売もしていましたが、イギリスのガバメント(政府機関)に対してもコート・ジャケットの提供をしており、イギリス軍、警察、British Railways(英国鉄道)などでも使われております。今回出てきた、こちらのゴム引きのコートも1970年にイギリス軍で採用されいた、非常に珍しい一着です。脇に開けられたベンチレーションのための5つのアイレットは、実用性以外にも、マッキントッシュクロス製品ということを示すアイコンとしての格別の存在感があります。Macintoshは元々はスコットランドに多い姓で、マッキントッシュクロスの発明者の名前ですが、ラベルに書かれているMACINTOSHESの表すものは製造会社やブランドの表示ではなく、マッキントッシュクロスで作られたもの全般を表す言葉となって、以来英国ではレインコートからステンカラータイプのコート全般をMACと呼ぶ略称の語源となりました。軍系のマッキントッシュが出てくるのは稀でこの1970年代に1度、作られてたのはとてもビックリ。会社はGlyn Protective Clothing Ltd社なのでマッキントッシュ社で作られた物では無いがこのゴム引き生地はマッキントッシュクロス製品で間違いないかと思います。やはり素材が重いので軍物では不向きだがやはり水に強く耐久性があるので1940~50年代では好まれた素材でもある。残念ながら裏の接着剤が剥離しており全ての部分を張り替えましたが多少、匂いは残っております。しかし、マッキントッシュのコートはアクアスキュータム・バーバリーに続き歴史を持った会社になるので特にこの様のミリタリー別注は個体数が少なくとても貴重な品物になるかと思います。

Eva Michonが編集したBad Dayは、トロントで発行されている季刊誌。
世界中のアーティストによる様々な作品が特集されています。2010年の出版されたこちらのIssue8には、Ariel Pink, CEO, Hanna Liden, Scott Sternberg, Niall McClelland, Alex Wolfson, Michael Snow, Julie Doiron などが掲載されています。この#8ではAriel Pinkで特集を組まれているのですがこの方はホントIndie界でもカリスマ的な存在でIndie好きな人はほとんど好きなんじゃないかなと思う。Ariel Pinkはアニマル・コレクティヴが見出したサイケデリック奇人(アニコレに自作音源を渡すところから彼のキャリアははじまる──)にして、とくに〈4AD〉移籍前後の2000年代末からは有無をいわさぬバンド・フォームで現在形インディ・ロック最良の瞬間を紡ぎ出してきたソングライター、アリエル・ピンク。この秋、彼はその「ホーンテッド・グラフィティ」ではなく、自身のソロ名義として初となるフル・アルバム『ポン・ポン』をリリースした。

活動初期──8トラックのカセット・レコーダーで録音された、落ち着きなくスキゾフレニックな楽曲(の断片)群を、おっかなびっくりR.スティーヴィー・ムーアなどと比較しながら追っていた頃からはや10年にもなるだろうか。その途上、〈4AD〉からのリリースとなった2作『ビフォア・トゥデイ』(2010年)『マチュア・シームス』(2012年)は、彼のキャリアに大きな曲り角を築いた。とくに前者は、整ったバンド・アンサンブルやAOR的なロジックによってそれまでの彼の音にポップスとしての肉付けを与え、「またとなく洗練されたキワモノ」として畏怖と喝采とともにシーンに迎えいれられた。かつ、そのことがむしろ、彼と彼の音楽のエキセントリックな佇まいの奥に偏屈さとともにぎちぎちに詰まっていた、サイケデリックやプログレッシヴ・ロック、あるいはパンクのアーカイヴをふとぶとと解放したかにも見えた。その2作が素晴らしかったのは、なにも彼が折からのエイティーズ・ブームに乗ってダサい懐メロをクールに鳴らすアーティストになったからではなくて、彼自身のサイケデリックのアウトプットをいきいきと市場と時代感覚につなげたからだ。そして、その2枚の「成功」は、たとえば彼をサン・ローランのキャンペーン・モデルに抜擢するまでに、その存在感をセレブかつアーティに変化させもした。しかし変わったのは存在「感」であって、彼自身はむしろ音同様に、変わらないばかりかそのコアをずん胴のようにぶっとくしている。今作で自身憧れのキム・フォーリーとの共作を果たし、自らの揺るぎないバックボーンを示してみせたのはその象徴ともいえるだろう。彼はベットルームミュージックの先駆者で現在、エモと言う単語もクラウド上から誕生した物でそのムーブメントを作った人でもある。引きこもりが光を浴びる時が来たのだ。カートコバーンがもし、アリエルピンクに出会っていたら彼は自殺はしなかったのでは無いかと噂されてる。

こちらは1960~70年代に製造されたイギリス軍のワークコートになります。
British Army物の中でも、とてもに見つかりにくいタイプのワークコートです。作業用のオーバーコートとして使われておりシンプルで簡素な作りで過度なデザインがなくとても着やすく、取り入れやすい1枚です。そしてコットン100%の素材感の良さとミリタリーでは珍しいカーキカラーという
ところも大きな魅力の一つです。形はゆったりとした抜群のシルエットで年代の古いコートと思えないくらいに今の気分にフィットするルーズシルエットとなっています。サイドにはアクセスポケット’(貫通したポケット)
がつけられたり、生地や使用されているパーツ(チェンジボタンの採用など)も非常に良く、袖口のギャザーも良い雰囲気です。メンズで同様のものですと、高額な市場価格になります。実はこのコート東京古着日和でも紹介されております。

たまたまこのコートが入荷したのですが現在、ユーロワークが人気の中。この様なイギリス製ワークコートはなかなか注目されておらず。素材は細かく言うとコットンドリルの光沢がある柔らかい品がある生地も良いのではないかなと思う。それは音楽文化も含めイギリスはほぼ全てのカルチャー原点と言ってもおかしくは無い。それは洋服の形もほぼイギリス中心で回ってる。なので面白い物が沢山出てきます。入荷がイギリス軍中心なのはそのせいでもあります。このチェンジボタン使用はイギリス独特な特徴でもありコートに関してはイギリスは最強な気がする。もう少しすると1940~50年代の物がデッドストックで入荷です。