言霊が残したカセットテープ。 | UNKNOWN

2021/06/19 20:27

東大全共闘運動、三島由紀夫ドキュメンタリーにて「言葉は言葉を呼んで、翼をもってこの部屋の中を飛び廻ったんです。この言霊がどっかにどんなふうに残るか知りませんが、私がその言葉を、言霊をとにかくここに残して私は去っていきます。そして私は諸君の熱情は信じます。これだけは信じます。ほかのものは一切信じないないとしても、これだけは信じるということはわかっていただきたい」その発言はとても印象深く、言葉・行動を出す重要性を再認識した言葉でもあった。

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UNKNOWNで取扱いを始めたカセットレコーダー。カセット需要は以前より着々と進んでおりそれは80〜90年代のヴェイパーウェイヴが後押ししたかの様に思える。レコードブームは以前から書いている様にレコード・ストア・デイ( Record Store Day)キッカケで始まり最近では大手タワーレコードさんでも当たり前かのようにイベントに参加している。しかし、レコード・ストア・デイ( Record Store Day)の本来の姿と言うのは小さなレコードショップを救うためのイベントでもあり大手が潤うのは少しおかしいのでは無いかと疑問を持つ人も増えているようだ。それはレコード・カセットはZINEの一部とも言える存在でもある。それはD.I.Yであって必ずしも大量生産では表現出来ない部分に価値があるからだ。テクニクスのターンテーブルが生産中止になり着々と高騰しているのだがカセットデッキも同じルートを辿っている。それはソニーの初期型ウォークマンが3〜5万円などで取引されてる事実だ。それは綺麗な個体として残ってる物が少ないのも要因でもありウォークマンが販売され始めて半世紀も経ってしまっている。電化製品は使い捨ての存在でもあるのでまともに動く方が珍しい。特にカセットプレーヤーの需要は無いので自然と高騰している。

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中目黒のWaltzさん。おそらくカセットテープを扱うお店では日本では先駆者だと思う。元はアマゾンで働いていたオーナーが独自でやり始めたお店だ。インスタ映えするとの事で一気に知名度が上がりしばらくは外国人の観光客が沢山来ていたイメージがある。来客数に困惑し、しばらく炎上騒ぎにもなった記憶がある。カセットデッキも展示され現在の相場を押し上げた要因では無いかと思っている。ちょうどこの辺りからBandcampが流行り始め、ヴェイパーウェイヴなどのアンダーグランドと言われるカセットを買い集めてる人が存在しこの辺りからもう既にカルチャーの風潮はあったのではないだろうか。

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ここ数年に一気に注目を集めてるお店Tobira Records。置いてるカセットはほぼアンビエント・ノイズ・ドローンなど少しコア向けのカセット専門店だ。正直、存在を知ったのはポパイなのだが…まさかポパイでその存在を知るとは。Orenge Milkの食品まつりさんとも関わりがあるお店でこのコア向きな商品はアングラ界隈でしか好まれないのでまさか雑誌で特集を組まれるとは思わなかった。やはりそれだけ日本文化の意識が変わってきてる証拠かもしれない。Posh Isolationや現在のポストパンクのコアでもあるインパクトが2010年代に落ちそこから派生された。それは今の音楽に影響を与えてるのは間違いない。それはノームコアも踏まえ音楽の意識・感性の意識を変えた。

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Art into Life.。まさかこのお店の場所を知って正直驚いた。それは栃木県益子陶芸村にあるカセット・CD専門店だ。ここも同じ様に実験音楽/Experimentalなどを取り扱いをしている。お店の存在は一度、Grimeの小長谷さんが来店した際に知った。Grimeは伝説的なノイズバンド。80年代中期に自主制作レーベル、エスキモー・レコードを設立した。音楽性やアートワークがとても好きで現在でも小長谷さんのコラージュ・アート作品など目を見張る物がある。そして、店舗の置いてある商品はほとんど自主作品でZINEに近い存在を感じる。レコードブームはただ昔の物が再来したのでは無くそのバッグボーンに意味があり思想を受け継ぎ新しい物へと生まれ変わっている。それはとても新鮮で面白く、人に新たな価値を与える。特に日本の経済にはとても必要な物でただ金を稼ぐのではなくその反対側を見れる・歩ける事はとても大切とも言える。人と違う・人気が無い・インディペンデントの存在。それは恥じる事は何一つも無く好きな事・思ってる事など言葉に出す事はとても大切な事なのかもしれない。