ビンテージショップは必ずしも相場価格を定時しないといけない。 | UNKNOWN

2021/01/06 20:31

最近の古着は高いとよく耳にするのでがそれが正しいのかどうなのか古着屋さん目線から見解してみたいと思います。まずはリサイクルショップ・ビンテージショップの視点でそれは変わります。リサイクルショップは大量に古着を売らないと利益が生まれません。その理由は商品単価が安い事。それは売る場所(テナントの広さ)や在庫置き場・人件費がかかります。三浦市の壺単価は0.5万円。商品量が一坪40枚としておきます。売れる確率は人通りや客層などに左右されます。それはほぼ相場など関係無くなりますがいかに効率よく商品を捌かないと利益が生まれません。それこそ人件費です。インターネット・接客等で販売する確率は上がるのですが効率性を考えるとやはり人通り・駐車場などがとても重要になります。そして、質が良く・買取となるとやはり大手が強くなります。なので強いリサイクルショップほど資本力、商品量・売る場所があります。リサイクルショップはベール買いなので選定する時間はかかりませんが数を売らないといけないリスクがあります。

ビンテージショップはその逆でまず商品量をなるべく少なく単価を高く売らないといけない。それはリサイクルショップより資本力が無く、商品を大量に仕入れる場所・売る場所が無いからです。ビンテージショップは海外買い付け・ディーラーを頼るのですがそれはベールの中から1・2枚の商品を見つけるほど時間がかかります。そうなるといかに商品を見つけだし在庫を確保しておく事が重要になります。しかし、ここには落とし穴でもあります。株と同じく古着は相場が不安定です。ビンテージ商品だからと言って在庫を確保しておいてもそこまで価格が上がらない事もあります。それは相場価格をしっかりと見極めない限り商売が成り立ちません。なのでいかにその商品を見極めるかがセンスが問われます。そして、それはとても時間がかかりお金もかかるのです。

ビンテージとは時間や数が少ない物を売るので単価が安くなるのはそもそもおかしな話なのです。2000年代前後のビンテージショップは商品を売るにはセールしか方法が無かった様な気がします。それはインターネット・SNSが普及していなかったから。商品単価を上げないといけない商品を無理に単価を下げてしまった為、相場が自ずと下がったのだと思います。近年の古着屋は個々のブレンディングが可能な時代となりここ数年で相場上がり過ぎてしまった商品もありますがそれは相場並の価格なのだと思います。そして、その商品も下がり。そして、上がる時が来ます。個人的には古い生地に付加価値を与えて売るビンテージショップはとても夢がある商売です。それは決して安くなってはいけない。世の中安い物が正しいと言う流れがあるとは思うのですが私は高い物こそ意味があるのでは無いかと思います。リサイクルショップ・ビンテージショップどちらも正しい。