2020/12/02 17:34

今月からコロナも少しづつ収まりつつあるのですがふと考えるとこのコロナ騒動で逆に学んだ事が多い気がする。手洗いや友達と過ごす時間など普段あまり気にしてない事がとても大事な事だったりと自分だけではなく周りも同じく感じ始めてる。そして、このラジオもコロナから始まった番組です。#4アップ致しました。

現在、5月7日から営業再開しておりますがコロナウイルス感染拡大防止の為、短縮時間にて営業しております。店舗では常に換気・消毒を実施しております。こちらは次亜塩素酸水。

羽田空港などでも使用されている身体に害が少ない消毒液です。近所の闇ルートにて入手致しました。来客の際に必要な方はお気軽にお声がけ下さい。ある程度は解除されつつある海外発送ですがまだ今月いっぱいまでかかりそうです。しかし、続々とLL.Bean・アート雑誌を中心に入荷。LL.Bean…は!今、気がついてしまった!…何故こんなにこの店舗ではLL.Banを推すのか…それに疑問を抱く人がいるはず。その疑問を解消する為、LL.Beanの名作を紹介させてもらおう。

70s L.L.Bean Warden Jacket

ワーデンと言うのは監視官を意味します。森林警備隊などで使用されていた物でとても特徴的な形でAbercrombieやWillis & Geigerなどサファリの特徴と類似しており。そして、コットンポプリンを使用。この時点で野外での活動用に作られてるのは間違いないかと思います。

そして、それをサンプリングし誕生したのがこちらのジャケット。そうSASSAFRAS。自分が唯一好きなブランドでもあります。カリフォルニア州バークレーの大学を卒業し、コンピューターメーカーでプログラマーとしてOSの開発に携わるが40歳を前にしてドロップアウト。その後、数年フリーモントの自宅で、趣味のロックを聴きながらガーデニングすることに没頭する。そして、ガーデニングに必要な服を作り始める。「自分が生きてきて出会った衣服の中で着やすいモノ、動きやすいモノ、丈夫なモノ、全てがガーデニングウェアに値する」。この言葉通りワークウェア、アウトドアウェア、ミリタリーウェア、トラディショナルウェアなどの彼が過去・現在で愛用してきた、様々な実用服の機能が盛り込まれた、全く新しい概念のガーデニングウェアを提案している。

80 ~ 90s L.L.Bean Bird's Eye Sweater

鳥の目のような模様から、通称『バーズアイ』と呼ばれるL.L.Beanのニットアイテムの中でも名作の一品。正式名称を『ノルウェージャン・セーター』というこのセーター。寒さが厳しい地域であるノルウェーで育った羊の毛は、その環境に耐えうる強靭な質を誇っています。そんな上質な毛を贅沢に使用しており、尚且つウールの油を完全に抜ききっていないボディは保温性・撥水性に富んでおります。

このバーズアイセーターをサンプリングし再構築した物が2018年、COMOLIから展開されます。CMOLIは “全ての洋服の原型は欧米から生まれ、ある目的の為に作られた物である。”という考えの基、 “今の”日本の気候に合う、日本人の体型に合った、上質でシンプルな日常着を展開しております。

70s L.L.Bean Labrador hoodie

1970年製、エルエルビーンの知る人ぞ知る名品『ラブラドールパーカー』アメリカ軍の山岳部隊アノラックをサンプリングし作られました。同商品と同じく裏地はホワイト。素材はコットンポプリン。第2次世界大戦中、イギリスとアメリカの軍事関係者はポプリン生地に目をつけ、ユニフォームにこれを使うようになりました。必要なときには兵士の体温を下げるのを手伝い、同時に野外での使用に耐えうるほど丈夫な素材です。この様な細かな部分まで再現。

こちらがサンプリングに使われた1940年に製造されたアメリカ軍リバーシブルスノーパーカーです。L.L.Beanはこの他にも1892年に鉄道時計など製造していたHAMILTONと合同で時計を製造するなど後々、ミリタリーウォッチの礎を築いております。紹介させて頂いた商品はごくわずかですが洋服のほとんどはベースになってる物が存在しそれを軸に作られた物がほとんどです。その原点こそ古着であって特にデザインナー・パタンナーの方が古着好きな人が多いのは事実です。L.L.Beanは特に古着の中でも特殊な位置づけになるのでワーク・ミリタリーのと比べると手に出し辛い部分があるのですが先ほど紹介させて頂いたバースアイは着々と値段が高騰しております。店舗では洋服の原点でもあるここを抑えておけば間違いないと言う商品の数々を中心に展開をしております。アート雑誌を含め。客観的な目線で見てもL.L.Beanはいつ評価されてもおかしくないブランドです。