古着屋のイメージと言う物は人それぞれだとは思うが店舗にはそれぞれにコンセプトを持っている。それはその仕事が好きでやってる人がほとんどで古着屋を問わずそれは同じ。だから決してイメージが違うからと言って否定したり・評価する事は間違いだ。ここ3年前、ここ三浦海岸と言う場所に店舗を構え色々な壁にぶち当たった。それは古着のイメージや新しい事への思想。全てが真逆だった事。そして、土壌。よく大手企業などは市場調査をし利益が生まれるかどうかしっかりとその辺りは調査します。それは細かく分析され年齢層・店舗の広さなどそれは簡単な物ですがそう言う細かい部分からどの様な金額設定・職種なのが分析されます。

3年前後、ずっと在庫に貯めていたUS古着を中心にオリジナルの革製品を製作し販売。値段設定は5000～1万前後。そして、年齢層は20代。店舗スペースは30m2前後。その条件で1年間経営。革製品はminneと言うハンドメイドサイトを中心に販売をし手数料10％ほど払っておりました。それは店舗で売った方が利益が生まれると言う考えを生み出す。しかし…実際、店舗を構える事により人足が多くなり接客も増え、サイトへの商品アップが以前より減少。そして、売り上げが減少します。その支えとなったのが5000～1万前後の古着。仕入れ額は1000～3000円程度、利益率は良いのですが数を捌く事が出来ないと利益として上がりません。10着売ったとしても3万程度なのです。そしてそれは30m2前後と言う敷地の狭さ。全ての商品を並べたとしても100着程度、定価が低い物は必ずしも売る事は難しくネットにあげても捌く事は難しい。

古着は安いと言うイメージ。3000円程度であげていた商品も高いと言われてしまう。シャツをレジまで持って来たお客さんがこの値段を聞きキャンセル。そう言うのが日常的。これが古着なのかと疑問を抱き自分が楽しくない事に気がついてしまう…じゃあ自分が好きな物しか仕入れない様にしよう。全ての商品を捌き海外から商品を仕入れる事を決断。それは自ずと商品単価を上げる事になった。それは30m2前後と言う敷地で1着1着単価が上がり利益が生まれる事になっていった。それにより新しい古着を随時、仕入れ、在庫も無くなり、集客力にも繋がった。

それはおそらく全ての土壌により経営方法が違う事を示してるかもしれない。

私が憧れを抱いてるお店の人達は口を揃えて言う言葉がある。それは安売りは絶対するな。定価でしっかりと売れと。何故か日本では安い物が素晴らしいと言われユニクロ・ダイソーなどに需要を置きそれが正しいとされている。その商売は否定はしない。しかし、中小企業が安売りをやり始めたら終わりだと思う。それは根本的に資金力・生産数が違う。この考えは職種は限定されるが自分が好きな事をやり続けるには売る事はとても大事な事。やり続けないとただの自己満だと思う。この3年間色んな方と出会い去っていった方も沢山います。しかし、私が服が好きな気持ちは経営方針が変わったとしても変わりません。新しい事と言う事は必ずしも正しいとは限らない。しかし、それを知る事は私は大事な事だと思ってます。日本人が洋楽をあまり聞かなくなった原因の1つは新しい文化が入り聞き辛くなってしまったのが原因だと言われてます。それは分かる人と分からない人との差別化が起こります。この差別化が商業的な考えを推進。しかし、台湾ではCDショップなどではオリコンなどで乃木坂の隣にICEAGEが並ぶと言います。この差別化は人の選ぶ権利を奪います。大手企業の数字による考えは正しいとも言えますが新しい事を無理にでもやると言う事はとても大事。それは消費者・生産者も同じだと言えます。そうしないと新しい物は生まれない。なので無理やりにでも買う・聞く行為はとても大事だと言えます。

10回目の更新。正直、全く需要が無いラジオです。それはトークが下手だからです。しかし、このラジオには意味があります。人との繋がりは磁石と似た様な部分があり共鳴する人もいたり合わないと感じる方もいます。この様なカルチャー売るお店は人してのブランドがとても重要で本来、古着と言う売れない物に付加価値を付けて売る商売は特にです。なのでビンテージと言うサブカルチャーは本当に好きでないと売れない商売なのです。それがラジオと言うフィルターを通す事により人間性・方向性など判断しやすく自然とお店側のけん制にもなると考えております。それはこのnoteも同じく。

Jacques Payen / History of energy 1966s

1966年出版、Jacques Payenにより製版された
History of energy エネルギー資源集。

風力・水力・太陽光、発電、
古代儀式、風車・など

美しい図版多数掲載された作品集です。
もう廃盤になってしまった本になりますので
とても貴重な物になります。

この機会にぜひ。